無線LAN器機 COREGA CG-WLBARGNH のレビューのようなものだったり

なかったり。

やんごとなき事情により、急遽実家に無線LAN環境が必要となったので、かかくこむで目ぼしい器機にあたりを付けて購入することに。

本当は無線LAN器機に一日の長があるBUFFALOかNECにするつもりが、かかくこむ人気1位(この日記書いた現在)と、ギガポート、ドラフト300Mb(801n?規格覚えてない)につられて、COREGA CG-WLBARGNHを買ってくる。

外観は黒で角ばってて壁設置もできて、一見高機能そうに見える。しかしプラケースであることとネットワークポートの色が青と黄色になっていることで安っぽさの演出も忘れていない。まあ問題は中身なのだけれども。

そしてその肝心の中身。管理画面にログインすると…ああ、確かに値段相応ですね。必要最低限というか必要なものがかなり削られてます、といった管理画面と対峙。

以下、ファーストインプレッションで気になったところをつらつらと。

無線LANの機能にあるMACアドレス制限は、その画面でのMACアドレス登録は反映されず、PCデータベース側で登録する必要がある模様。この意味のない(?)登録画面は一体…。

DHCPサーバ設定で、デフォルトゲートウェイ指定ができない。マルチAP機能のために削られているようだ。ブリッジ設定にすればよいのだろうけども、そうするとマルチAPが無効となるらしい。

DHCP機能、マルチAP機能を両立するには、こいつをデフォルトのルータにする必要があるのだけども、WAN接続にも機能不足があって、現状のと入れ替えられない。マルチセッション設定がプロバイダ1つとフレッツスクエアのみなのだ。フレッツスクエアのほうは、プロバイダ用設定が2つあり、その片方をフレッツスクエアの設定にできるというような融通のきくものではなく、フレッツスクエア固定なのだ。脱力せざるを得ない。

システムログに書かれた時間は、ルータ起動時を2000/1/1 00:00:00としての累積時間にしかならない。システムの時計を設定してもログの時間表示は上記の累積時間のまま。なんのための時計設定か?

LED省電力設定の切り替えボタン。ボタン自体に「有効」と書かれているのだが、このボタンを押すと「有効」になるの?現在の状態が「有効」なの?と、全体的に現在の状態表示と切り替えの仕方の統一性がない。このボタンについては前者を表しているようだ。

なぜかわからないが、定期的に画面のリフレッシュを行っている。そのため、入力途中の内容がリセットされることがある。このリフレッシュに何の意味があるのだろう。

まだ不満点はあるけど省略。
どうもこのおもちゃは、無線LANとルータをはじめて導入する人向けのエントリー機の扱いぽい。BUFFALOであれば格安エントリールータにもある機能すらないので、COREGA別の意味で侮りがたしといったところか。ファームウェア更新で現状コストパフォーマンス最強の無線LANルータに化けそうなところだが、コレガはこの辺は熱心ではないらしい。ハードウェアはいい仕事してるだけにもったいない。

2008/10/26追記
部分的に間違いがあったので訂正。

マルチセッションはプロバイダ設定2つもできそうかも?注意書きに「接続先2のみ有効」な感じで書いてあるのが怪しいのだが…。
それでも2つではメインルータにできそうにないので検証はしない。

時間設定。2000/1/1 00:00:00 ではなく、設定年/1/1 09:00:00 からの累積になっていた。多分元がGMTで、JSTの9時間を加算しているのだろう。それと、注意書きに「環境により正確な時間にならない」云々書いてあるのも改めて確認。しかし管理画面上部に書いてある時間は設定したとおりの正確な時間なのにシステムログの時間は2008/1/1 09:00:00 の累積時間…。