椅子購入 スチールケース Leap チェア

もともとまともな椅子をそのうち買おうと思っていて、パイプ椅子で暮らすこと早数年。途中、椅子資金で車を買っていたりと紆余曲折あったものの、本気で椅子購入に踏み切ろうと思い立つ。

とりあえず、ワーキングチェア選びは実際に座って体に合う椅子であることが大事そうだったので、近場のすこし大き目の家具屋を覗いてみた。

そこにあったのは、ハーマンミラー社のアーロン、オカムラコンテッサとバロン、ハラチェアのゼノン。
アーロンは言わずもがな、コンテッサ、バロンとゼノンは実物に座るのは初めてで、コンテッサはかなりいい感じなんだけど、肩甲骨がフレームにあたって痛むように思えた。バロンはやはりコンテッサの下位という感じ。ゼノンは稼動する座面と肘掛が連動して動いて安定感がない印象。

これら以外も試してみたいと思い、必ず何かを購入するという決意で、一番近い大塚家具と、其の近辺の中古家具屋に狙いを絞り、片道150kmの買い物を決行。

まずは大塚家具。アーロン、コンテッサ、バロンのほか、ミラチェア、セラチェア、エンボディチェア、イトーキのスピーナなどなど色々とおいてある。ここで実際の作業想定で比較・検討してみるとアーロン、バロンは肘掛が低すぎてダメ。コンテッサはやはりフレーム部分にあたるところが痛い。スピーナはリクライニング角が若干浅い気がする。座面移動を考慮しても浅いような・・・?そのあたりを一番確認したかったイトーキのレビーノは、大塚家具にもおいてないとのこと。また、片っ端から座ってみてウチダのルディオがかなり自分の体に合うスペックを持っていた。最終的に、ミラチェア、スピーナ、ルディオの3つを候補にしてみるものの、どれも一長一短ということで、店を出る。理想としてはミラチェアにヘッドレスト付きのものがあればよいのだがなぁ。レビーノがこの理想に近そうなんだけど実際に座ってみないことには決めかねる。

ここで購入を決めなかったため、次の中古家具屋で買おうと心に決める。事前調査で、そのお店にはスチールケースの Leap HD チェアがあることはわかっていたので、他によいものがなければ、それを最終的な購入目標にしてお店へ向かう。

店に入ると・・・何と言うかカオスな状態。値札なしの状態で椅子がゴロゴロと置いてある。近場の椅子からテキトーに座っていくと、奥のほうにランバー位置調節付きの Leap を発見。大きさから考えると、 A タイプぽいが、ランバー調節付きということは 4621211 だろうか?(後に座面裏の型番から 4621211 と判明)とすれば、中古 Leap 市場では、 V2 以外で最上機能品とされているもので、出回ってる数も HD 他と比べて少なめの掘り出し物でわ!!??
ファブリックの見た目は良好、背面樹脂部分や肘掛をずらすと現れる簡易マニュアル部分に若干の傷はあるものの、椅子利用としては全く問題なし、ネジなどの金属部分に若干さびが目立つが、中古としては良品の部類と思われる。急ぎ店員さんに値段を聞くと、機能故障ありとのことで、 HD よりも半値近く安い。ただ、問題となる機能が椅子としては致命的な部分であったため、これはあきらめて HD の良品を探すことに。
いくつかある HD はどれもどこかに欠点があり、肘掛がボロボロになってたり、ギィギィ音がしたり、カバーが破れていたりと様々。ニコイチすればかなりの良品ができそうなものの、単体だけで満足できるものがなかなか無い。背もたれも HD だと少し狭く感じる。かなり悩みつつ、後ろ髪惹かれる思いで 4621211 に再び座ってみて、おもむろに故障機能を試してみた、ら・・・問題なく動いた!?・・・さっき店員さんと確認したときは確かに動かなかったのだが、どうも動かすのにコツがいるだけの模様。これは!と思い、即購入。
帰宅後、各機能を試すも、問題はなさそう。しばらく使用してみて、ファブリックの埃っぽいにおいが気になってきたけども、掃除・消臭でなんとかなるだろう。
交通費含めて、2万かからなかったと考えればかなりお得な買い物となった。

欲を言えば、肘掛がもう少し高く、リクライニング角がもう少し深く、ヘッドレスト付きであれば自分の希望として最強。これらを満たせる椅子が次の購入候補ですな。